日本メドトロニックは、自分で間質液グルコースをリアルタイムに視認できるCGM(持続グルコース測定)を搭載したインスリンポンプ「ミニメド620Gインスリンポンプ」を、2月18日に発売した。
CGMとは、腹の皮下組織に専用のセンサを装着し、連続的に皮下のグルコース(ブドウ糖)濃度を記録する検査方法。従来の1日数回の自己血糖測定器による測定よりも測定回数が多いため、より血糖変動をとらえやすいのが利点だ。
本製品は、測定したグルコース値を自らリアルタイムでモニタ画面で確認することのできる“パーソナルCGM”を搭載したインスリンポンプ。血糖変動を随時確認できるため、状態にあわせてインスリン量を調節することができる。
糖尿病の管理は、血糖の変動を抑え、できるだけフラットに維持することが重要といわれる。本製品は、これまで測定が困難だった早朝や夜間の血糖変動や自覚症状のない低血糖なども見つけることができるため、より血糖をコントロールしやすくなる。
送信器との通信で、日々のCGMグラフや血糖値の平均値、アラームの発生回数を最大3ヵ月記録することもできる。
◎日本メドトロニック
http://www.medtronic.com/jp-jp/index.html