東京都は4月4日、災害の発生に備えて水の汲み置きをする際の注意点を発表した。自宅やそれぞれの事業所だけでなく、高齢者施設やデイサービスなどでも活用できる方法なので、各自実践されたい。
■くみ置きの方法:
・清潔でふたのできる容器(ポリタンク、ペットボトル、水筒など)に、できるだけ空気に触れないよう、口元までいっぱいに入れること。
・くみ置きした水を飲むときは、雑菌が入らないよう、直接口をつけずに、コップなどに注いでから飲むこと。
・浄水器には塩素まで除去してしまうものがあるため、保存する場合には、蛇口から直接容器に注ぐこと。
・保存前に沸かしてしまうと水道水中の塩素が減ってしまうため、水のままで保存すること。
■くみ置きの保存期間:
・直射日光を避けて涼しい場所に保管すれば3日程度、冷蔵庫に保管すれば10日程度、消毒用の塩素の効果が持続する(日付をメモして貼っておくと便利)。
保存期間が過ぎても、沸かして飲めば問題はない。
■くみ置きの量の目安:
・人が1日に必要とする飲料水の量は、成人で2〜2.5リットルといわれる。この量に若干余裕を加えた1人1日3リットルをくみ置きの目安とする。
・1歳未満の乳児は、1人1日1リットル程度。
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