ケアマネの2人に1人「利用者が詐欺被害に…」

今年も残すところ約1カ月。いつにもまして忙しい時期ですが、人を騙して金品をかすめ取ろうとする輩が活発に動き回る時期でもあります。そして、そうした輩の標的になりやすいのが、高齢者。事実、ケアマネジャーの約半数が、特殊詐欺などの被害に遭ったり、遭いそうになったりした利用者を担当していたことが、ケアマネジメント・オンラインの調査でわかりました。

ケアマネジメント・オンラインでは11月17日から25日にかけて、会員にアンケート調査を実施。271人から回答を得ました。

担当する高齢者が特殊詐欺などの被害に遭ったり、遭いそうになったりしたことがあるかとの質問に対し、「ある」と答えたケアマネは46%。「ない」は43%、「わからない」は11%でした。=グラフ=



およそケアマネの2人に1人は、特殊詐欺などに巻き込まれたか、巻き込まれそうになった高齢者を担当していたわけです。

■カード&暗証番号の提供、不動産売買…深刻な被害の実情
回答を寄せたケアマネからは「不動産売買の書類に署名捺印させられていた」(60歳代女性、東京)や「ほとんど認知症のない88歳の女性が銀行のクレジットカードを渡し、暗証番号まで教えてしまった」(50歳代女性、神奈川)、「貴金属の買い取り、着物の買い取り、土地の売買全部被害にあった方がいます」(60歳代女性、東京)のように、深刻な被害があったことをうかがわせる記述が数多く寄せられました。

また、「認知症高齢者が訪問販売のカモにされてしまい、様々な訪問販売が来るようになった。訪問販売の業者のつながりがある様子」(50歳代女性、愛知)や「多数います。同じ方がまた被害にあったりしています。詐欺防止通話録音装置の貸与を活用」(60歳代女性、東京)のように、繰り返し被害に遭う利用者がいるという実例も。

さらに、「親戚が詐欺の疑いがある人で身内の利用者をだましていた」(40歳代男性、島根)という声もありました。

■対策に乗り出すケアマネ、被害を防いだ実例も
こうした状況を踏まえ、対策を講じるケアマネも少なくないようです。具体的には、次のような工夫をしているという声が寄せられました。

「役所の職員はわざわざ個別に電話をかけて、返還金の支援をするような丁寧な対応など絶対しないと伝えています」(40歳代男性 北海道)
「近隣で特殊詐欺にあった人の具体例など訪問時に話し、そういったことがなかったか確認している」(40歳代女性  福岡)
「訪問時の声掛けやヘルパー等にも気を付けてみてもらうよう注意している」(50歳代女性、東京)

ケアマネや介護職員が被害を未然に防いだという声もありました。

「電話にて孫を装い、キャッシュカードで銀行に行き、振り込みを強要。電話中の会話のやり取りで理解、未然に防ぎました」(50歳代女性、東京)
「訪問ヘルパーが異常に気付き事なきを得ました」(50歳代女性、福岡)
「ちょうどモニタリング訪問中に屋根を直しましょうという訪問者があり、私が声を掛けたらすぐに帰りました」(50歳代女性、埼玉)

ケアマネ自身も不審な連絡には注意を!
油断できないのは、詐欺をもくろむ輩の狙いがケアマネ自身にも及ぶことがあるということ。事実、今回の調査では「10年ほど前に自宅の固定電話に、息子だと名乗る男性から電話があり、オレオレ詐欺を疑いました」(60歳代女性、埼玉)や「自分自身がひっかかりかけた」(50歳代女性、京都)という声が寄せられました。

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