介護ソフトを提供する「日本ケアコミュニケーションズ」(NCC、山形県南陽市)は、ケアマネジャー支援ソフトとAI(人工知能)を連動させたサービスの提供を開始する。ケアプラン作成を支援するAIの開発を進める「シーディーアイ」(CDI、東京都中央区)と連携した取り組みで、提供開始は今月下旬から。
連動するのは、NCCのケアマネ支援ソフト「ケアマネくん」とCDIのケアマネジメント支援サービス「SOIN(そわん)」。連動によって、「ケアマネくん」にオプションとして「AI予測くん」が搭載される。
「AI予測くん」は、「ケアマネくん」で作成したケアプランの利用者について、約1年後の状態を予測した上で、その結果を数値と棒グラフを用いてわかりやすく表示する。さらに1 年後に要介護度の状態改善の可能性が高いケアプランも提案できるという。
NCCでは、「『AI予測くん』を活用することで、ケアマネジメントの質の向上やケアマネの負担軽減が期待できる。また、利用者や家族がサービスへの理解を深め、納得して利用してもらうためにも有益である上、経験の浅いケアマネの教育ツールとしても活用が可能」としている。