ケアマネジャーの法定研修のオンライン化を促進するため、厚生労働省は、都道府県と研修実施機関、都道府県の研修向上委員会を対象としたオンライン研修実施のための手引を作成し、ホームページ上で公表した。
手引は約70ページ。対象は、▽実務研修▽更新研修(専門研修課程I、II)▽主任介護支援専門員更新研修―の3つの課程のうち、「講義のみの科目」と「講義演習一体型科目」で、都道府県、研修向上委員会、研修実施機関、研修の講師・ファシリテーターそれぞれの立場から、研修の企画や準備、運営などのポイントが整理されている。
同省は8日付で都道府県に出した事務連絡で、「全国的な整備がなされることで、各都道府県内の受講者の研修の習熟状況のみならず、各都道府県間や全国における比較や傾向などの実態把握、分析も将来的に見据えている」とし、ケアマネジメントの質の向上の観点からも、研修のオンライン化に積極的に取り組むよう求めた。