新型コロナウイルスの感染による影響が長期化する中、日本ケアマネジメント学会は、6月12、13の両日に名古屋市で開催する予定だった「第20回研究大会」を、インターネットを活用した初の「ウェブ開催」とすることを決めた。当日のオンライン配信に加え、終了後の14~27日の2週間、オンデマンドで視聴できるようにする。
同学会は昨年9月、京都市で開催する予定だった「第19回研究大会」を中止し、口頭やポスターの発表の内容を文書で受け付ける「書面開催」に切り替えた。
学会設立から20年の節目を迎える今年のメーンテーマは、「ケアマネジメントにおける近未来の課題と展望」で、同学会の白澤政和理事長による記念講演が予定されている。合同大会となる「第32回日本老年学会総会」もウェブ開催のため、研究大会の参加者は、合同大会の企画配信なども全て視聴できる。
また、日本介護支援専門員協会も、8月28、29日に山口市で開く「第15回全国大会」を動画配信する方針だ。昨年10月に宇都宮市で開催するはずだった「第14回全国大会」は、新型コロナの影響で延期となった。今回は、現地での参加に加え、遠方の会員らもオンラインで視聴できるようする予定。