ケアマネの9割近く「仕事と両立、ケアプランでも配慮」

ケアマネジャーの9割近くはケアプランを組む際、利用者の家族の介護と仕事の両立にまで配慮している。しかし、ケアマネの約半数は、介護者を支えるための制度を十分理解していない―。そんな実態が、ケアマネジメント・オンラインの調査で明らかになった。

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利用者の家族の働き方や事情に配慮してケアプランを作成しているかどうかを尋ねた質問では、87.8%のケアマネが「はい」と回答。「いいえ」は8.9%にとどまった。

配慮の具体的な内容として特に多いのは、「家族が働いている時間に合わせて、介護サービスが利用できるようにする」。配慮しているケアマネの84.6%が、この工夫をしていた。また、家族の勤務日以外に介護サービスを入れることで、家族が休息できるようにするケアマネも70.0%いた。=グラフ1=

また、利用者の家族が仕事をしながら介護をしているというケアマネに、家族の要望にあわせて営業時間以外にも訪問するなどの対応をしたことがあるかどうかを尋ねたところ、「ある」と答えた人は80.9%に達した。=グラフ2=


自由回答では、次のような声が寄せられた。
「仕事と介護が両立できるよう、日頃の生活は介護サービスや民間サービスで対応ができることを伝えている。いざという時や家族しかできないことがあることも伝えている」
「両立できるように支援するのは当たり前だと思っている」
「自分も当事者なので気持ちや大変さが理解できる。介護者も支援を必要とする、もう1人の利用者という考え方をしている」
「子育てと介護が重なってしまっている家族がいて、家族の負担軽減のための方法をいつも考えている」

現場のケアマネの大多数は、仕事と介護の両立支援に積極的に取り組んでいるといってよい。

■両立支援の制度、半数のケアマネが十分に理解せず
一方、介護休暇などの「介護と仕事の両立」のための制度について知っているかどうかを尋ねた質問では、「知っている」が51.1%で最も多かったものの、次いで多かったのは「聞いたことはあるが詳しい内容は知らない」(42.7%)だった。「知らない」は5.7%だった。

「仕事と介護の両立」のための制度についてあまり知らないケアマネがおおよそ半数を占めたことになる。

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