ペットの人気を二分する猫と犬。果たして、ケアマネジャーの好みはいかに―。2月22日の「猫の日」を前に、ケアマネジメント・オンラインがアンケート調査を行ったところ、犬の方が好きと回答したケアマネが半数を占めた。男女別の猫好きと犬好きの割合を見ると、男性は犬派が8割近くだったのに対し、女性では、猫派が犬派をわずかに上回った。
「猫の日」は、猫の鳴き声の「にゃん♪」の語呂合わせにちなんでできたもので、今年は令和2年、西暦2020年と、「2」が多く並ぶため、全国各地でイベントが開かれている。
ケアマネジメント・オンラインでは今月10~17日、ケアマネ会員を対象にアンケート調査を行い、154人(男性87人、女性67人)から回答を得た。猫と犬のどちらが好きか尋ねたところ、「犬」が51%で最も多く、次いで「猫」(29%)、「どちらとも言えない」(20%)と続いた=グラフ=。
犬派が圧勝した格好だが、男女では異なる傾向が見られた。「猫」または「犬」と回答した人の割合を男女別で見ると、男性では「犬」が77%に上ったのに対し、女性では47%にとどまり、わずかに「猫」が上回った=グラフ=。
■猫派 「反抗する姿勢もかわいい」
コメント欄からは、双方の好みの違いも明らかに。猫派は、あの“マイペース”に愛らしさを感じているようだ。
「犬も大好きだけど、自分勝手な猫の方が、気持ちが楽です」(三重、50代女性)
「自由気ままなところが、私と性格が合っていい。何より、散歩に出なくて済む!」(栃木、40代女性)
「最初は犬好きだったが、今は猫と住んでいる。猫は人間に忠実ではないが、そこで反抗する姿勢もかわいいと思った」(福岡、40代男性)
鹿児島の40代男性からはこんな書き込みも。「私の訪問する利用者さん宅に、私を見ると、噛み殺しに来るかのごとく牙をむいて飛び掛かってくる犬がいます。毎月の訪問が憂鬱です」―。
■犬派 「猫の目の奥に冷たさ感じる」
一方の犬派からは、猫が何を考えているのかわかりにくいとの意見も。「猫も確かにかわいいのですが、微妙に目の奥に冷たさが感じ取れます。いつまでも人を信用していない感じがするので犬派です」(青森、40代男性)。また、「猫は体からの表情が見えなくて嫌い」(埼玉、70代男性)や「どちらも好きだが、犬の忠誠心は癒されます」(島根、40代男性)とのコメントもあった。
今回のアンケートでは、「どちらとも言えない」が20%を占めた。選択したケアマネからは、「犬と猫は比較できないほど両方好き」(長野、50代女性)、「両方ともかわいい」(千葉、50代男性)、「犬も猫も、どちらも好き」(奈良、40代男性)など、どちらか一方に絞ることをためらう声が多かった。