ケアマネジャーの4割超は、要介護認定や要支援認定を受けた後でも運転を続ける利用者を担当していることが、ケアマネジメント・オンラインの調査で分かった。調査では、認知症と診断された後も、運転を継続する利用者が一定数いることも示された。
ケアマネジメント・オンラインでは7月3日から16日にかけて、会員に対し、インターネット上でアンケート調査を実施。1094人から有効回答を得た。
担当する要介護者(もしくは要支援者)の中で、運転している人がいるかどうかを尋ねた質問では、「いる」が44.5%、「いない」が55.5%となった。=グラフ1=
半分近くのケアマネは、要介護認定を受けた後も運転を継続する利用者を担当していることになる。
■「認知症でも運転継続」も
また、運転をしている利用者の認知機能について複数回答で尋ねたところ、「認知症の診断を受けた後も運転を継続している」(13.3%)「認知機能に問題はあるが、運転している(診断や検査は受けていない)」(23.0%)など、認知機能に何らかの不安を抱えながら運転を継続している人が一定数存在することが分かった。
最も多かったのは「認知機能に問題はないものの、視力や聴力、体力、反射などに不安がある。だが、それでも運転を継続している」(49.1%)。「認知機能に問題がある人で運転を継続している人はいない」は25.7%だった。=グラフ2=
※16日には、免許自主返納への働き掛けに関する調査の内容などについてまとめた記事を配信します。