株式会社ビーシステムは、介護保険業務ソフト「ファーストケア」の介護経過記録に、写真画像の登録機能を追加し、「ファーストケア記録パッケージ」として発表した。この記録パッケージをベースに介護職員向けの経過記録提供サービス「ケアレポNet」、介護サービスを利用する家族に向けた情報発信に、利用者状況提供サービス「おたよりNet」と、ケア記録を活用する2つのサービスの販売を開始した。いずれもサービスを申し込むことで「ファーストケア記録パッケージ」は無償提供となる。
経過記録提供サービス「ケアレポNet」は、多くの利用者宅を訪問するケアマネージャーや訪問ヘルパーが外出先でもiPadやiPhoneといったデジタルモバイル機器を使用して、過去の経過記録を確認できるサービス。
多くの書類を持ち運ぶ手間や緊急対応時の利用者確認の迅速性に悩む介護従事者に役立つ機能として第37回国際福祉機器展でも注目の的となった。
利用方法は、使用する職員1人に専用アカウントを発行しWebブラウザを通してケア記録を確認する。利用料金は1アカウント¥2,100/月額(初期費用1施設あたり¥31,500)。・
利用者状況提供サービス「おたよりNet」は、デイサービス利用者の家族や、施設に入居する利用者の日頃の様子を家族に向けて発信するサービス。サービス利用者の表情や、リハビリの進捗状況・施設での日常風景などを介護従事者から利用者家族に向けて発信することで、開けた介護現場を促進する。
利用方法は利用者のご家族ごとに専用アカウントを発行しWebブラウザを通して利用者状況を提供するもので、利用料金は1単位20名分¥4,200/月額(初期費用1施設あたり¥31,500)。