1日、元号が令和に改まった。新たな時代を迎えた日本社会にとっても、ケアマネジャーによるケアマネジメントは不可欠-。6割超のケアマネはそう考えていることが、ケアマネジメント・オンラインの調査で分かった。
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今後の日本社会にとって、ケアマネによるケアマネジメントが必要かどうかを尋ねた質問では、「必要と思う」という答えが64.9%を占めた。「わからない」は27.2%、「思わない」は7.9%だった=グラフ1=。
この質問に関する自由記述では、「高齢者本人ができないことをマネジメントすることは必要だと思う」や「もしもケアマネジャーがいないことを想像したら理由は明確」「専門職でなければ本当に自立支援のプランは作れないと思う」「高齢になっても自分らしく生活するためには理解者・代弁者が必要だから」「ケアマネがやらなくて誰がやるのでしょうか」など、その必要性を強調する声が圧倒的に多かった。
一方で、「質が伴っていない人が多いから不要」や「現在のような仕事では不要。もっと専門性を高め、必要とされなければならない」など、現状の課題を厳しく指摘する声も寄せられた。
■AIとの“住み分け”の必要性を指摘する声も
また、「AIに任せることができる部分は任せるが、ケアマネは必要」や「ケアマネジメントはAIでも良いと思うが、相談、援助の部分は必ずケアマネが必要。プランはAI、モニタリングはケアマネと住み分けると良いかも」など、AIが発達しても、どうしてもケアマネがこなさなければならない業務も存在するという意見も複数あった。
■新元号、評価が難しいが過半数
新元号の令和についての感想を尋ねた質問では、「なんともいえない。評価が難しい」が51.4%で半数余りに達した。「いい元号だと思う」は42.0%、「あまりいい元号とはいえない」は6.4%だった=グラフ2=
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