定員超過で架空入退所を繰り返すなど、老健等が2億6,600万円不正請求―熊本県

熊本県は、10月26日、医療法人社団本田会が運営する介護老人保健施設「ヘルシープラザ十六」など3事業所の指定を取り消すという処分予告を、同日付でしたことを発表した。

県によると、同事業所では、2004年12月〜2007年2月までの間、定員以上の利用者を受け入れた上で、架空の入退所の手続きを繰り返し行うなどして不正請求を行っていた。また、超過分の入所者について、同法人が運営する訪問・通所介護サービス事業所でケアプランを作り、架空の通所リハビリや訪問介護の不正請求を続けていた。

不正請求額は2005年1月〜2006年12月までの2年間分で、2億6,600万円。07年分などが含まれていないため、不正請求額は今後膨らむ可能性もある。

県としては利用者がサービスを継続して受け入れられるように、第三者への事業譲渡を指示しているが、同法人は取消し処分の事前差し止め訴訟を起こすなど、現在まで協力は得られていない。

同県では、2000年の介護保険制度開始以来、これまでに10事業者、17事業所の指定取消しを行っているが、老健の処分は県内で初めて、全国でも3例目となる。

【事業所概要】
事業者名:医療法人社団本田会
事業所名:
・サービスの種類:介護老人保健施設ヘルシープラザ十六(老健・短期入所療養介護・通所リハ)
ホームヘルパーステーション(訪問介護
居宅介護支援事業所十六(居宅介護支援
事業所所在地:熊本県宇城市松橋町西下郷544

◎熊本県

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