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日本初・クラウドを利用した介護用コールオペレーションシステム

指定訪問介護、訪問看護、居宅介護支援、リハビリデイサービス事業を行う株式会社グラフィスは、2012年度の新しい地域密着型サービス「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」に対応するため、ケアコールオペレーションセンターシステム『G24システム』を開発したと発表した。

同サービスは、高齢で介護を必要としている利用者が、24時間365日安心して生活できる基盤を整備する、クラウドコンピューティングシステムを活用した日本で初めてのシステムで、現在、港区の24時間モデル事業及び、夜間対応型訪問介護事業で実際に運用されている。

従来の緊急通報等のシステムは、利用者からの通報を受けるケアコール機とコールボタンが別にあって、離れた場所でコールボタンを押しても話をすることができなかった。しかし、『G24システム』では、携帯端末(「みまもりケータイ」)のボタンを押すと、オペレーターの持つ携帯電話に繋がり、あらかじめ把握している利用者の情報、過去の通報履歴、サービス提供履歴を確認しながら利用者と会話し、必要に応じて、介護支援専門員の了解のもと、訪問介護員を利用者の自宅へ派遣要請することを可能にした。

利用者の排泄、食事、水分補給、健康状態、医師の指示に基づくバイタルチェック等のアセスメント情報は、特定のIDとパスワードに基づいて管理し、医師や看護師、介護支援専門員、保険者等の介護関係者や家族とも情報を共有できるため、独居(日中独居も含む)や高齢者世帯になっても、利用者が安心してその居宅で暮らし続けることができる。

その他の機能としては、「みまもりケータイ」のGPS機能を利用しているので、利用者の居場所の確認ができ、緊急時の連絡先にオペレーターから電話をして、利用者の場所を知らせることができる(介護保険外サービス)。また、外出先で転倒した場合などには、「みまもりケータイ」の呼び出しボタンを押すだけで、コールセンターに通報することもできる。しかも、クラウドシステムを利用しているため、情報漏洩リスクを低減させることもできる。

利用料金は同社の場合は、中央区・千代田区・江東区深川地区在住の利用者のために、ケアコール機の貸与料金「安心コールサービス」として、月額1,105円で提供している。また、10月からは、江東区で、24時間定期巡回随時対応型訪問介護のサービスを開始する予定で、このサービスは、定期巡回、緊急時の随時訪問、オペレーションセンター、看護師によるアセスメントと相談・指示の複合サービスで、個人負担の料金は、要介護3の利用者の場合、20,043円での提供となる。

■『G24システム』の特長:
(1）携帯電話を利用したサービス
(2) 介護関係者や家族との情報共有が可能
(3）外出先でも対応が可能

■『G24システム』概要:
1．構築システム
(1)ケアコールシステム及び随時サービス支援システム　
(2)ケア情報共有システム

2.使用機器
(1)ソフトバンクモバイル「みまもりケータイ SoftBank 005Z」
　※利用者に貸与。
　※メール確認、位置確認GPS対応、電池切れ通報、オンコール対応電話可能。ボタンを押して通報したり、認知症のある利用者が徘徊した場合の位置確認。
(2)受付PC2台　　
(3)コール受付携帯　　
(4)位置表示用モバイル

3.利用するソフト
(1)クラウドコンピューティングシステムのセールスフォース・ドットコム
　(米国監査基準、SAS70TYPEIIに遵守)
(2)コムデザインのCT-e1コールシステム　
(3)当社開発の全体を統合管理するシステム

4.オペレーターの体制
(1)24時間365日シフト表に基づいて担当者を決定。オペレーター担当者は、自宅でもオペレーター業務が可能。
(2)オペレーターは、着信の確認と共に、利用者のアセスメント内容、過去のサービス内容、コール内容を確認しながら、適切な判断をして利用者と対応することができる。
(3)訪問看護ステーションの看護師やホームドクターと情報共有することが可能。看護師に事前にPCの認証、特定のIDとパスワードを知らせることにより、基本情報・詳細情報を参考にして、正確な判断が可能。
(4)無応答の場合は、こちらからケアコール機や一般電話にコールバックすることが可能。
(5)オペレーターは、ケアコールシステムのコール履歴・サービス提供履歴に記録し、担当の介護支援専門員に緊急時時の随時サービス内容を書面でファックスまたはメールで報告することが可能。
(6)オペレーター業務の確認のため、約2カ月分のオペレーターと利用者のコール内容のやりとりを音声再生することが可能。

5.システム料金表　
●イニシャルコスト：計 421,050円(税込)
『G24システム』：0円
・SalesforceとCTIの連携システム
・マスター登録(居宅介護支援事業所、介護支援専門員、訪問介護事業所、ヘルパー等)
・利用者基本情報、アセスメント情報
・医療機関・緊急連絡先(家族)
・疾病名、既往症、処方薬等　・利用者地図　・緊急連絡票　・サービス提供記録
・コール記録(自動入力)　・コール機管理　・サービス手順書　・レポート作成　・メモ＆添付ファイル

(3)Gシステム導入費(実費)：105,000円(税込)
・『G24システム』 セットアップ費用　
・ Salesforce セットアップ費用　
・ 交通費実費

●月・年額参考価格
・Salesforce (年額一括払い)管理者用：72,000〜108,000円(*)／年
　ユーザ用：72,000〜108,000円(*)／年　　参照のみユーザ用：18,000円／年
(*)プレミアサクセスプラン・モバイルプランをご利用の場合　※直接契約となる。

・CT-e1 月額管理料：26,754円　
・G24　 月額相談料：15,000円

6．用意が必要な備品
・PC 2台　
・オペレーター専用電話として、一般電話または携帯電話2台

7．ケアコール機の料金(他社の選択も自由。直接契約となる。)
・ソフトバンク携帯電話 ホワイトプラン・ベーシックパック 月額：1,295円
・ソフトバンク「みまもりケータイ」1台につき、新規契約事務手数料：3,150円＋月額812円追加
・通話料：30秒間21円(夜9時から午前1時)、その他0円

■問い合わせ先：株式会社グラフィス　24時間安心サポートサービス
担当：渡邊 庸夫　
メール： watanabe-n@glafis.co.jp
電話　： 03-3537-0790　FAX： 03-3537-0791　
携帯電話： 070-6947-5181

◎株式会社　グラフィス

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