厚生労働省は2月22日、「全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議」を開催し、新たに「介護支援専門員研修改善事業」を実施することを明らかにした。昨年11月、社会保障審議会介護保険部会に出された介護保険制度の見直しに関する意見書では、ケアマネジャー資格のあり方や研修カリキュラムの見直し、ケアプランの標準化などの課題について別途検討する場を設けることが決定されたが、介護支援専門員の研修の実効性を確保するため、介護支援専門員研修改善事業を実施する。
研修体系やカリキュラムのあり方など詳細については、今後検討を進めるとされているが、具体的には国に介護支援専門員研修の企画・評価の委員会を設置し、講師の指導や演習の内容・方法などを検討する。委員会で検討した国の指導手法を習得した研修講師を養成する指導者研修を国が実施する。その後、都道府県が実施主体となって、委託・参画した研修事業者が実施した研修の評価を行い、国の委員会へ報告し、その後の研修に反映していくPDCAサイクルを構築していく。
また、第14回介護支援専門員実務研修受講試験は10月23日(日)を予定しており、合格発表、正答番号、光学基準の公表は、全国統一で12月9日予定。
◎――厚労省会議2へ続く