もしかして認知症?
認知症は、早期発見が大切です。初期段階で適切な治療を受ければ、症状の進行を遅らせることも可能です。記憶が曖昧になる、性格に変化が見られるなど、「言動がおかしい」と感じたら、早めに診察を促しましょう。普段から様子の変化に注意を向け、認知症の代表的な症状を知っておくことも大切です。
最近、言動がおかしい!
医師の診察を受けるときは、家族が同行しましょう。
診察は以下の手順で行われます。
診察の手順について
1.医師の問診では、おもに以下のことをたずねられます。
あらかじめメモを用意しておくとよいでしょう。
・どんな変化がいつごろからあるか
・他に気になる症状があるか
・現在飲んでいる薬があるか
・肉親の病歴
2.認知症の検査
・見当識や記憶力などのテスト
・脳の画像検査
・血液検査
(*1) 認知症の代表的な症状
・時間や場所の感覚がなくなり、自宅の近くで道に迷ったりする。
・簡単な計算を間違える、家事などそれまでできていたことができなくなる。
・今まで好きだったことに関心がなくなる、身だしなみに構わなくなる。
・同じことを何度も言ったり、訊ねたりする。
・物の名前が出てこなくなる。
・大事な物をなくしたり、置き忘れたりする。
・それまでと性格が変わる、怒りっぽくなる。
(*2) 診察を受ける医療機関の探し方
もの忘れ外来をもつ病院が近くにない場合、保健所など自治体の相談窓口で訪ねるか、かかりつけ医に専門医療機関を紹介してもらいます。受診する場合、事前に電話で確認してから出かけましょう。
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