国土交通省は10月13日、全国の認知症高齢者グループホームに対して行った係る調査結果を発表した。
発表によると、2010年7月31日時点での調査を終えたグループホーム8711施設のうち、1222施設(14.0%)で防火・避難関係の法令違反があったという。更に是正指導を行ったのは1,194施設で、かなりの数となっている。
違反の中で主なものは、「非常用照明装置関係」が568件6.5%、「排煙設備関係」が342件3.9%、「間仕切壁関係」が296件3.4%「施錠装置関係」が254件2.9%だった。
同省では、建築基準法に違反する事項が認められた物件については、迅速な違反是正に取り組むよう特定行政庁に要請したとしている。
■調査結果概要(2010年7月31日時点の結果に係る都道府県からの報告による)
※表は国交省発表資料より抜粋