コープかながわは、ホームヘルパーなどをサポートする「デジタルペン」と「話題自動配信ネットワーク」を発表した。
同製品は東京大学と共同開発を行ったもので、いずれもパソコン操作が苦手な場合でも、簡単に情報を管理できるシステムになっているという。
「デジタルペン」は、一見すると通常のボールペンの形をしているが、専用紙に申し送りしたい情報を記入するとその場でデータ化し、専用サーバーに転送する仕組みだ。こうした申し送り事項をヘルパーの携帯電話にメール配信することで、情報をもれなく共有することができる。
「話題自動配信ネットワーク」は、デジタルペンのデータ転送システムと同様にヘルパーの携帯電話に情報を配信するシステムだが、配信する情報は高齢者などの要介護者との会話に役立つ「話題」となる。
コミュニケーションが苦手なヘルパーでも、共通の話題情報を事前に知ることで、円滑な会話や、介護サービスの質の向上を目指すとしている。
同社では、2009年度にケアサポートセンターで働く約480名のヘルパーに対し、実際に試用した上でシステム化を行ったという。
デジタルペンを使用した様子
■取材協力
◎コープかながわ