下肢に装着し、歩行機能の改善を図る医療ロボットが、初めて医療保険に適用されることとなった。
1月27日に開かれた中央社会保険医療協議会総会で承認された。
承認されたのはサイバーダインが開発したロボットスーツ「HAL(医療用下肢タイプ)」。
装着すると、脳から神経を通じて筋肉へ送られた信号をからだに貼り付けたセンサーが読み取り、下肢の動きを助ける。歩行運動を繰り返すことで、脳が歩く感覚を学習し、歩行機能の改善が図られる。
対象となる疾患は、脊髄性筋萎縮症、球脊髄性筋萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、シャルコー・マリー・トゥース病、遠位型ミオパチー、封入体筋炎、先天性ミオパチー、筋ジストロフィー。適用患者は推定3,400人だ。
◎厚生労働省 中央社会保険医療協議会 総会(第325回)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000110251.html