
先日友人と、女性らしさとか、品について話していました。
そもそも、女性らしい、男性らしいってなんだろうか?って。
その時代や、文化的な背景によってもずいぶん違うでしょうし、お国柄によっても違うでしょう。もちろん、人によっても・・・
その話の中で、ふと浮かんだ女性がいました。
彼女はじき90歳になろうとしています。
お一人暮らしで車いす生活。今は、リハビリをして、杖を突いて歩けますし、少しなら外も歩けるようになりました。
彼女は若いころ、ご主人の仕事の都合でイギリスに行ったり、フランスに行ったり、いつもご主人の後ろをついて歩いたとか。
その時代、外国に行くことだって、大変だったでしょうし、女性の立場がどのようなものだったのか、想像もつきません。
いつも彼女の話の中には「女性のあり方」や、「妻のあり方」を感じさせる何かがあります。
ただ、自分の生き方や考え方を伝えてくれる彼女。
それはリハビリに向ける彼女の姿勢からも感じ取れます。
いくつになっても、目標を持って楽しんで前に進む彼女。
がむしゃらに頑張るのではなく、楽しんでしなやかにやってのける。
彼女は楽しい話をたくさんしてくれます。
だからいつも彼女の周りに人が集まります。
彼女は娘さんが大好きで、ライバルはお孫さんです。
娘さんが近くに住んでいて、よく来てくれます。それでも、娘さんがお孫さんをあやしていたり、「お孫さんのところに行くので今日は、お母さんのところにはいけないわ」といわれると、お孫さんにやきもちを焼いています。
「老い先の短い母よりも、先の長い赤ん坊を大事にするなんて・・・。」って。まるで少女のように。
この前は、宅配に来た人が私に向かって「おばあちゃん」って言ったのよ!!ってたいそうなご立腹でした。
女性であることに誇りを持っている彼女
彼女みたいに年を重ねられたら素敵だろうなぁ
たぶん、このタイトル自体に怒ると思う・・・。




