<思わぬ落とし穴!>高齢者にもアダルトサイトの請求トラブル

国民生活センターでは、3月7日、アダルトサイトからの高齢者の請求トラブルについて、注意喚起のリーフレットを発信した。

今は、初心者にも使いやすいパソコンやタブレット、または退職して時間のあるシニア層にもパソコンを使った趣味をもつことが珍しくなくなっている。
しかし、インターネットでは、一度訪問すると、以後、ほかのサイトを表示しても、過去に訪問したことのあるサイトと同種、同業界のネット広告が表示される「ターゲットマーケティング」が一般的になっている。
これを広告だと思わず、ついクリックしてしまい、あとはなんだかわけがわからないうちに「支払請求」が来てしまう。

クーリングオフや、ここから先は課金されるなどの「カン」が働かない高齢者は、こうしたネットトラブルのいいカモとなっているようだ。しかも、「今なら割引」などの惹句や、怪しげなアダルトサイトの請求などは、家族にばれるのではないかなどの不安から、眠れないなど、心身への影響もあるようだ。
アダルトサイトのトラブルは、若者だけではなく高齢者にも起こりうることを十分認識し、パソコン愛用者の利用者には内容には触れずとも、そうした悩みもあるかもしれないことを、頭の片隅にとどめておきたいものだ。

以下、同センターに実際に寄せられた相談事例と、注意喚起のポイントを紹介する。

■事例:
パソコンで湿疹の薬について検索していた際、一覧に出たサイトをクリックしたところ、アダルトサイトにつながった。無料とあったので、サンプル画像をクリックすると「登録完了」画面が表示され、「正規料金は9万8千円だが、2日以内に支払うと6万8千円になる」と書かれていた。
あわてて、サイトに記載されていた業者の携帯電話に非通知で連絡すると、「電話番号を通知して連絡し直すように」と言われてしまった。請求画面も消えず、混乱して夜も眠れない。どうしたらよいのか。(80歳代 男性)

■一言助言:
•アダルトサイトで、無料だと思ってクリックしたところいきなり料金請求画面が出た、という相談が高齢者からも多く寄せられている。

•このようなサイトでは、有料であるという表示が分かりにくい場合も多く、安易にアクセスしないことが第一。また、むやみに同意ボタン等をクリックしたり、ダウンロードしたりしないよう心がけることが大切。

•業者に連絡をしても、「間違えたなら支払わなくてよい」とは言われないことがほとんど。個人情報等が知られてしまう危険性もあるので、自分から連絡しないほうがよい。

•請求画面の削除には、(独)情報処理推進機構(IPA)のホームページが参考になる。
情報セキュリティ安心相談窓口((独)情報処理推進機構(IPA)) 
http://www.ipa.go.jp/security/anshin/

•困ったときは、まず居住地の自治体の消費生活センター等にすみやかに相談すること。

◎国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html

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