
施設にいる看護師は、その方が少しでも長く過ごすことができるように健康管理をしています。
日常のことをよく理解している介護士との連絡や相談は、とても大切になります。受診したほうがいいか、リハビリや入浴はお休みしたほうがいいか、食事の形態は問題ないか、同じお部屋の方とうまく過ごされているか、居室移動が必要かどうかなど、それぞれが持っている情報を元に改善策を出し合います。
それぞれが危険信号を察知できないと、連絡が滞り、気が付いた時には、救急車を利用しなければならないことも、残念ながらあります。
老健と呼ばれる介護老人保健施設では、その方が退所後にどこで過ごすのかによって、リハビリの進め方の調整が必要になります。残念ながら、リハビリがうまくいくことで、ご家族の負担が増えることもあるからです。
短期入所を利用されている方の場合は、病気の管理が上手に行われているかどうかのチェックもします。
血圧や血糖のコントロールがうまくいっていない場合には、ショートサマリーと言って、入所中の様子をお伝えするとともに、かかりつけの先生に相談してもらうように伝えます。
施設での介護は、それぞれの職種の情報交換とチームワークがとても大切です。
見学したときのスタッフの対応と、スタッフ同士のやり取りの中に笑顔があるかどうかがポイントになるのではないでしょうか?




