1人あたり医療費、最も高いのは高知県で57万円――厚労省

厚生労働省は、「医療費の地域差(医療費マップ)」の平成21年度版を公表した。これは、都道府県や市町村別にみた医療費水準の地域差について、とりまとめたもの。

市町村国民健康保険と後期高齢者医療制度の結果を合わせた、全体の医療費をみると、1人当たり実績医療費は、高知県が最も高く57万2千円で、逆に最も低いのは千葉県で36万3千円だった。

これを診療種別にみると、「入院」では高知県が最も高く31万2千円、最も低いのは千葉県で14万7千円。「入院外」では広島県が最も高く28万1千円、最も低いのは沖縄県で15万6千円。一方、「歯科」は大阪府が最も高く3万0千円で、最も低いのは沖縄県で1万5千円だった。

ここで、地域の1人当たり医療費について、人口の年齢構成の相違による分を補正し、指数化した「地域指数」でみると、1人当たり医療費の合計は福岡県が最も高く1.212、千葉県が最も低く0.875。
「入院」は、高知県が最も高く1.382で、最も低いのは静岡県で0.785 。「入院外」は、広島県が最も高く1.171、最も低いのは沖縄県で0.898。「歯科」は、大阪府が最も高く1.324、最も低いのは青森県で0.726だった。


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さらに、どういった項目が地域差指数を左右するのかを探ると、「入院」「入院外」「歯科」のなかでは「入院」の寄与度が比較的大きく、年齢階級別では、「70歳以上89歳以下」の寄与度が比較的大きかった。
また、入院の地域差指数について疾病分類別寄与度をみると、「循環器系の疾患」と「精神及び行動の障害」の寄与度が大きいことがわかった。

◎厚労省「医療費の地域差分析」

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