フジサンケイグループのひとつで、不動産開発やビル事業を展開するサンケイビルは、有料老人ホームや高齢者用賃貸住宅の運営などを行う全額出資の子会社を4月に設立すると発表した。
フジサンケイグループは、グループ企業約90社、10,000名強の従業員からなる日本最大のメディア・コングロマリット。新聞・出版・テレビ・ラジオなど、長く情報分野の雄として事業展開してきた同社が、いよいよシニアビジネスに本腰を入れる。
同社は、ビル事業や住宅事業で培ったノウハウの活用を図り、高齢化社会の進展により、今後ますます高まると予想される高齢者向け住居のニーズに応えていくことを目的に、かねてよりシニア事業に参入しており、第一号案件として、東京都板橋区蓮根で有料老人ホームを建設。実績のある大手介護事業者に賃貸する計画。また、独自運営の有料老人ホームや高齢者専用賃貸住宅など、10年以内に50施設の開設を目指している。
今回、子会社「株式会社サンケイビルウェルケア」設立により、有料老人ホームや高齢者用賃貸住宅の施設運営だけでなく訪問介護、居宅介護支援等の介護事業にも参入する。
■商号:株式会社サンケイビルウェルケア
■設立年月日:平成23年4月1日
■本店所在地:東京都千代田区大手町一丁目6番1号
■代表者名:代表取締役社長 舘野登志郎
■資本金:1億円
■発行済株式数:2,000株
■株主構成:株式会社サンケイビル 100%
■主な事業内容:有料老人ホーム及び高齢者用賃貸住宅の施設運営事業、訪問介護事業、居宅介護支援事業