ケアマネジャーは既に「国家資格」?日本介護支援専門員協会(ケアマネ協会)は5日、過去の国会答弁書の中に、ケアマネを「国家資格」と位置付けた資料が存在していることを、ホームページ上で指摘した。
ケアマネ協会が指摘したのは、2003年に閣議決定された国会答弁書。第156回国会で長妻昭衆院議員が提出した「『国家資格』及び『民間技能審査事業認定制度による資格』に関する質問主意書」に対する答弁書だ。
質問主意書では「『国家資格』及び『事業認定制度による資格』のそれぞれの資格数と資格名すべてをお示し願いたい」と質している。これに対し答弁書では、国家資格一覧を別表として示した。
※該当する別表が確認できるページ
・文部科学省
・総務省
※参照・国家資格の概要
ケアマネ協会は、その別表の中に「『介護支援専門員』が確認できる」と指摘している。
■「想定外の事実」-ケアマネ協会
同協会によると、これまで国からケアマネが国家資格であるとする見解は示されたことはなかったことから「(答弁書の別表の内容は)想定外の事実として受け止めて」いるとした。その上で、「理事会等でも(答弁書の内容を)改めて報告し、今後の対応について協議を進めていく」としている。