【解説】ケアマネ試験 受験者5万人突破の背景とは?

今年度(第24回)の介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)の受験者数は5万4334人で、受験資格が変わった2018年度以降初めて5万人を突破した。17年度以前には遠く及ばないものの、新型コロナウイルスの第5波が収束し、受験者数にも回復の兆しが見え始めたといえる。

19年秋に行われたケアマネ試験は、台風の影響で1都12県(青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡)で中止となり、約1万9000人が受験できなかった。

このため、厚生労働省は翌年3月、一部の受験生が試験会場に行けなかった新潟や群馬などを含む18都県で再試験を実施することを決定。ところが、今度は新型コロナの感染が広がった影響で、受験者数が多い関東で4千人以上が欠席する事態となり、19年度の受験者数は全体で4万1049人と過去最少を記録した=グラフ=。



昨年度のケアマネ試験の受験者数は4万6415人で、19年度より5千人以上増えたものの、新型コロナの影響で依然として4万人台にとどまった。

今回の受験者数が5万4334人と、昨年度より8千人近く増えた背景には、第5波が収束する兆しが見え始めていたことや、ワクチン接種が広がったことで、それまで出願を控えていた人が受験した影響が大きいと見られる。

今回の受験者数を都道府県別で見ると、全ての都道府県で前年度より受験者数が増えている=グラフ=。受験者数が最も多かったのが東京の4170人(前年度比637人増)で、以下は大阪・3577人(同630人増)、神奈川・2971人(同514人増)、北海道・2908人(同341人)、兵庫・2673人(同551人)などの順だった。



合格発表は12月2日の予定だが、気になるのは合格率だ。昨年度の合格率は17.7%と、19年度より1.8ポイント減少した。過去2回の合格者数はいずれも8千人台にとどまっており、今回は、合格者数が1万人に達する18%台後半になるかが一つの注目点となる。

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