介護の専門家に相談できる

同居家族への訪問介護など不正請求で指定取消――和歌山県

和歌山県は、このほど、有限会社ライムが運営する訪問介護事業所「ケアステーションライム」の指定を12月1日付で取り消すと発表した｡また、同事業所の介護予防訪問介護事業と居宅介護支援事業についても同様の処置が行われた。

県によると、同事業所では、訪問介護において本来やってはいけない同居家族への訪問介護を実施したり、架空の介護サービスの提供記録を作成するなど、不正請求を行っていた。監査時には、職員に虚偽の答弁をするように同事業所の管理者が指示を出していた。また、居宅介護支援については、それらの不正が行われていることを知りながら、居宅介護費などを不正に請求していた。

不正請求額は現在、県と和歌山などの保健者が調査中で、確定後、速やかに返還を求める方針。

【事業所概要】
事業者名：有限会社ライム
事業所名・ケアステーションライム
サービスの種類：訪問介護、介護予防居宅介護支援、居宅介護支援
事業所所在地：和歌山県和歌山市島崎町3−26

◎和歌山県

■関連記事
全国でも最大級の不正4億3千万円！療養型の指定取消！
定員超過で架空入退所を繰り返すなど、老健等が2億6,600万円不正請求―熊本県