沖縄県内では、「医療・福祉介護」に興味を持つ高校生が多い―。こうした実態が、求人情報誌「アグレ」を発行する「求人おきなわ」(那覇市)が行ったアンケート調査で明らかになった。
調査は昨年9月~今年1月、同社が県内16校で行った「進路サポートセミナー」の受講者計3037人を対象に実施。このうち約7割は1年生だった。
「興味のある産業」について尋ねたところ、トップは「医療・福祉介護」(21.9%、664人)で、以下は「観光」(19.8%、601人)、「情報」(11.9%、360人)、「教育関連」(11.2%、339人)、「建設」(5.8%、177人)などと続いた=グラフ=。「医療・福祉介護」を選択した学生の7割は女子だった。
「医療・福祉介護」に興味がある学生に自由記載で理由を聞くと、「大変な仕事だけど、命に関する仕事だから、やりがいを感じられるから」「人と関わったり、サポートすることに興味があるから」「大変かもしれないけど、人が足りていないから」などの回答が挙がった。