東京都練馬区は、10月より、区内介護施設における介護人材の確保・育成を支援する「アドバイザー派遣事業」を開始した。
事業は、練馬区内で特別養護老人ホームなどを運営している法人に、アドバイザーを派遣し、事業者の実情に合わせた効果的な求人・採用活動や職員の定着率向上、新年度に向けた採用計画作成などの支援を行うもので、東京都内では初の試み。求人・採用活動のノウハウを豊富に有したアドバイザーが法人にヒアリングを実施し、支援計画を策定。計画に基づき、専門的助言を1法人に対して3回程度行う。その後アンケート調査を行い、専門的助言の効果を確認する。
派遣予定法人は25法人で、費用は無料。業務は、人材派遣・人材紹介の大手である株式会社マイナビに委託する。
練馬区では、区社会福祉事業団が2009年に設立した「練馬介護人材育成・研修センター」と連携し、各種研修や講座を通じて区内介護事業者の職員一人ひとりのスキルアップ、キャリアアップをサポートしている。今回の派遣事業とあわせて、今後も良質な介護サービスを安定的に提供する体制を整えていくという。
◎練馬区 プレスリリース
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/koho/hodo/h28/2810/281012-1.files/281012-1.pdf