横浜市では、9月1日から、認知症の人や認知症の疑いのある人やその家族に早期に関わる「認知症初期集中支援チーム」を新たに市内6ヵ所で始動させた。
認知症は早期発見・早期対応が重要であり、集中支援チームは、早期に発見し対応することで、認知症の重症化を防ぐことをめざす。
同市では、2015年度に鶴見区・西区に集中支援チームを設置しており、今回、青葉・港北・神奈川・磯子・港南・金沢の6区に新規設置した。今後は、全区に拡大していくという。
認知症初期集中支援チームが対象とするのは、在宅で40歳以上の認知症が疑われる人や認知症の人で、 医療・介護サービスを受けていない人または中断している人と 、医療・介護サービスは受けているが、認知症による症状が強く、家族などが対応に困っている人。
集中支援の主な内容は、○専門医療機関への受診に向けた動機付けを行い、継続的な医療支援につなげる○介護サービス利用の勧奨・指導を行う○認知症の重症度に応じた助言を行う○食事や運動など身体を整えるケアや生活環境の改善を行うで、期間はおおむね6ヵ月としている。
◎横浜市 記者発表資料
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201608/images/phpgEWJyl.pdf