今年8月の全国における熱中症による救急搬送人員数は2万1,383人で、前年同月と比べて2,542人少なかったことが、消防庁の調べにより明らかになった。
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年齢区分では、65歳以上の高齢者が1万830人(50.6%)で最も多く、次いで成人(満18歳以上満65歳未満)8,043人(37.6%)、少年(満7歳以上満18歳未満)2,356人(11.0%)、乳幼児(生後28日以上満7歳未満)153人(0.7%)の順だった。
昨年度と比較して、九州地方での救急搬送人員数が増加しており、都道府県別人口10万人当たりの救急搬送人員数は、熊本県が最も多い39.00人で、次いで鹿児島県35.97人、長崎県31.57人と続いた。
気象庁の「向こう1ヵ月の天候の見通し」によれば、9月10日から10月9日までの天候は、北日本、沖縄・奄美では、暖かい空気に覆われやすく、向こう1ヵ月の気温は高くなると見込まれている。
消防庁は、引き続き熱中症を予防するために、こまめな水分補給や暑さを避けることなどを呼びかけている。
◎消防庁 報道資料
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h28/09/280913_houdou_1.pdf