50~60代女性は、将来自分が要介護状態になった時、身内の中では配偶者に介護してほしいと考えていることが、ヘルスケア事業のキューサイ株式会社が実施した「介護に対する意識調査」でわかった。
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同社が健康寿命の延伸を目的に行うプロジェクト「100歳まで楽しく歩こう課」にて実施したもので、4月22日から24日にかけ、首都圏に住む50~60代女性500人を対象に行った。
それによると、「自分が要介護になる可能性を感じているか」との質問に対し、4.6%が「切実に感じている」、36.0%が「感じている」 と回答し、約4割が自身の要介護に不安を感じていることがわかった。
「自分が要介護になった場合に、誰に面倒をみてもらいたいか」と質問したところ、「施設などの介護職員(専門家)」をあげる人が66.8%で最も多かったが、次いで、23.7%が「配偶者」(夫)をあげ、その理由として、「一番安心して物事を頼めるから」「信頼できる」「長年連れ添っていて、お互いに最もよく理解しあえる存在だから」などの声があった。
一方、「子ども」をあげた人の内訳は、「娘」が17.7%、「息子」が8.5%だった。
「夫」をあげた人には、「普段からそういう話をし、元気な方がそうでない方の面倒をみようと決めている」という声もあり、高齢期をともに支え合い、二人三脚で生きていくことを決意する夫婦像もみられた。
◎キューサイ株式会社 ニュース
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