静岡県は、4月18日、県内の元気な100歳以上の高齢者26人を紹介した冊子「百寿者に聞いた健康長寿の秘訣」を公開した。
静岡県は、県民の男女合計の健康寿命が73.53歳(県独自の試算)で、健康寿命日本一を誇る。冊子は、高齢になっても心身ともに健康で、いきいきと活躍できるヒントを提供することを目的に、県の委託を受けた公益財団法人しずおか健康長寿財団が作成。最高齢106歳の男性6人、女性20人の暮らしぶりをまとめた記事と、生活習慣や食べものなどを調査した結果を掲載している。調査でわかった百寿者の主な特徴は、以下のとおり。
・自身の性格が前向きかどうかを訊ねたところ、20人が5段階評価で「4」または「5」と回答し、前向きな人が多い。
・肉が好きかどうか、よく食べる方かを訊ねたところ、「好き」と答えた人が21人、「週3日以上」食べる人が19人。好きな肉料理として、焼肉、すき焼き、ハンバーグ、野菜と煮た肉、しゃぶしゃぶ、トンカツなどがあがった。
・歯(入れ歯を含む)の具合が悪くて十分に食事をとれないことがあるかを訊ねたところ、25人が「ない」と回答した。
・22人が急須で入れたお茶を毎日5杯以上飲んでいる。
・家族以外と週3日以上会話をしている人は19人。また、生きがいとして「子孫の成長」「仲間との交流」「趣味活動」との回答が多く見られ、社会参加に意欲的。
「百寿者に聞いた健康長寿の秘訣」は、しずおか健康長寿財団のホームページよりダウンロードできる。