中心的場所から半径4kmの区域内に50人以上が居住し、かつ容易に医療機関を利用することができない地区は、2014年10月時点で1,495地区であることが、3月10日、厚生労働省の調べにより明らかになった。
医師や歯科医のいない地区は年々減少しており、1978年から約3,000地区少なくなっている。
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同省の調べによると、医師のいない地区は全国に637地区で、地区の人口は12万4,122人。歯科医のいない地区は858地区で、地区の人口は20万6,109人だった。
地区数、人口はいずれも過去最低となり、へき地の人口減少が進んでいることがうかがわれる。
都道府県別では、医師のいない地区を最も多く抱えているのは北海道で、89地区。人口は1万1,389人だ。次に多いのは広島の54地区で、人口は7,485人。高知と大分はともに38地区で、人口はそれぞれ5,643人、7,839人だった。
歯科医のいない地区も北海道が84地区で最も多く、人口は1万633人。次いで広島は60地区で、人口9,622人。大分は49地区で人口は13,306人だった。
◎厚生労働省 プレスリリース
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10802000-Iseikyoku-Shidouka/0000115611.pdf