東京都は2月16日、ペットを飼うシニアに向けて、ペットと暮らすうえで考えておきたいことをまとめたパンフレットを作成した。
シニアのなかには、ペットの世話が負担になってきたり、ペットがいるために検査入院ができないなどの悩みを抱えている人がいる。
パンフレットでは、そんなシニアの飼い主ならでは悩みや困りごとに着目し、その解決方法を提案している。
たとえば、毎日の散歩が負担になってきた場合にはペットシッターを活用したり、一時的に家を空ける場合にはペットホテルを利用するといったことだ。親戚や近隣の人と普段からコミュニケーションをとっておき、いざというときに、世話や預かりをお願いできるような関係を築いておくことも促している。
また、自分で世話ができなくなった場合には、新しい飼い主を探したり、老犬・老猫ホームに入れることも検討してほしいと説明している。ペットのために遺言を残したり、信託を利用したりして、飼い主の万が一に備える方法にもふれている。
パンフレットは、福祉保健局健康安全部環境保健衛生課と東京都動物愛護相談センターで入手できるほか、東京都のホームページからもダウンロードできる。
身近にペットのことで困っている人がいれば、このパンフレットを紹介してみてはどうだろうか。