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「介護離職せずに仕事と介護が両立できる」は約1割―オリックス・リビング調査

家族を介護する必要が生じた場合「介護離職をせずに仕事と介護が両立できる」と回答したのは約1割（9.7％）にとどまることが、オリックス･リビングの「介護に関する意識調査」でわかった。
調査は、全国の40代以上の男女1,238名（男性782名、女性456名）を対象に行ったもの。介護に対する不安のほか、近年特に問題化している介護離職や、高齢期の地方移住についても訊ねた。

家族の介護については、約9割が「不安を感じる」「やや不安を感じる」と回答し、その理由として約7割が精神的な負担をあげており、特に女性で目立った。
自身の介護についても、約9割が「不安を感じる」「やや不安を感じる」と回答。その一方、自身に介護が必要になったときについては、「まだ何も考えていない」（67.6％）、「考えているが、まだ家族に伝えていない」（24.6％）、と約9割が具体的に何らかの準備をしていなかった。

高齢期になった時に大都市圏から地方に移住することについては、約7割が「希望しない」「どちらかというと希望しない」と回答しており、「希望しない」「どちらかというと希望しない」と回答したのは、男性では40代が56.9％だったのが、60代以上では72.9％、女性では40代が62.1％、60代以上が80.7％で、男女ともに年齢が上がるにつれて地方移住を希望しない割合が高かった。

◎オリックス･リビング　ニュースリリース
http://www.orixliving.jp/company/pdf/pressinfo_151104.pdf?iad2=top-info-151104