NHKは、9月5日、NHKスペシャル「消えた高齢者 無縁社会の闇」を放送する。
所在不明の高齢者が相次いで発覚する異常事態に、各地の自治体は毎日、住民基本台帳に記された住所を訪ねて歩き、付近の住民から話を聞くなどの調査を進めている。国は年金を受給しているすべての所在不明者の調査に着手した。
番組制作にあたって、NHKが個別のケースを独自に追跡取材していくと、その多くが地縁や血縁など社会とのつながりを失ったまま“無縁化”している実態が浮かび上がってきた。さらに、所在不明の高齢者に年金が支払われ続けているケースがいくつも明らかになり、親の年金を頼りに生活せざるをえない家族の深刻な事情が見えてきた。
番組では、所在不明となった高齢者の追跡取材と、独自のアンケート調査を軸に、“無縁化”する高齢者の厳しい実態を浮き彫りにすると同時に、この先、安心して老後を暮らし、最期を迎えるために果たして何が必要なのか、国や社会のあり方を問う。
■放送日時:9月5日(日)21:00〜21:49
■再放送日時:9月7日(火)0:15〜1:04(6日深夜)
■放送局:NHK総合テレビ
◎NHKオンライン
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