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高齢無職世帯の支出、毎月可処分所得を5.9万円上回る―総務省

2人以上の高齢無職世帯では、1世帯あたりの1ヵ月の可処分所得が187,098円であるのに対し、消費支出は246,085円と、可処分所得よりも毎月58,986円多いことが、9月14日、総務省の調べにより明らかになった。

調べによると、2013年の無職の65歳以上の高齢者2人以上の世帯では、税込収入である実収入は217,412円。そのうち公的年金などの社会保障給付が190,813円で、実収入の9割近くを占める。残りは、家賃収入や仕送り金などだ。
この実収入から、税金や社会保険料などの非消費支出（30,314円）を差し引いた可処分所得が187,098円となる。
一方、消費支出は246,085円で、可処分所得を大きく上回る。この差額分は金融資産の取崩しなどで賄われているとみられる。

◎総務省統計局　統計からみた我が国の高齢者（65歳以上）―「敬老の日」にちなんで―
http://www.stat.go.jp/data/topics/topi840.htm