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『高齢社会白書』65歳以上の高齢者人口3,300万人、高齢化率は26％に―内閣府

2015年版『高齢社会白書』が6月12日、閣議決定した。2014年10月現在の日本の総人口は1億2,708万人であった。
65歳以上の高齢者人口は、過去最高の3,300万人（前年3,190万人）で、総人口に占める割合（高齢化率）も26.0％（前年25.1％）と過去最高となった。
今後、日本の総人口は、2048年に1億人を割って9,913万人となり、2060年には8,674万人になると推計される。一方、高齢化率は上昇を続け、2060年の高齢化率は39.9％まで高まると予想。高齢者1人を現役世代1.3人で支える計算になる。

内閣府が、65歳以上の一人暮らしの男女に「介護や支援が必要になった場合に希望する介護場所」をたずねたところ、日常生活能力がわずかに低下した状態では「現在の自宅」が66.6％でが最も多かった。
しかし、排泄や入浴などで一部介助が必要な状態になったり、一人で立ち上がったり歩いたりできない状態になるなど、日常生活能力の低下が大きくなるにつれ、「特別養護老人ホーム等の介護施設」や「高齢者向きのケア付き住宅」の回答が増える結果となった。

誰にも看取られることなく、亡くなったあとに発見される孤立死（孤独死）を、身近に「感じる」と答えた人は44.5％にのぼった。

◎内閣府 高齢社会白書
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html