神奈川県は6月12日、県内30ヵ所の介護等施設に、サイバーダインのロボットスーツ「HAL」(介護支援用、腰タイプ)」の試験導入を順次開始することを発表した。
1億1,900万円の予算を設け、各施設に3台、研修用などに10台、あわせて100台の導入を予定する。
国の緊急雇用創出事業臨時特例交付金を活用した事業の1つとして実施。HAL活用を中心とする職場改善プログラムにより、腰への負担軽減や腰痛防止を通じた離職率の低減を図るとともに、ヘルスケアロボットの普及をめざす。
神奈川県は同日、「神奈川らくらく介護宣言」も発表。介護・看護職員の負担軽減と質の高いケア提供を両立し、人の力のみで抱え上げない介護・看護の理念や技術の普及などを行う。「HAL」の導入は、その一環として実施される。