株式会社ユーグレナは、2月9日、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の粉末や、特有成分であるパラミロン(※1)の継続摂取が、インフルエンザ症状を緩和させる可能性があることを発表した。
インフルエンザウイルスに感染したマウスに、ユーグレナ粉末、パラミロンおよびアモルファスパラミロン(※2)(以下:被験物質)を経口摂取させたところ、摂取していないマウスと比べて、明らかな生存率向上と肺中インフルエンザウイルスの減少が見られたという。
同社はこの研究結果より、パラミロンの機能性に関する研究を進めることで、微細藻類ユーグレナの医療分野などでの利活用や、食材としての付加価値向上を目指していくかまえ。
※1 グルコース分子がβ-1,3-結合により直鎖状に重合した多糖体。
※2 パラミロンを化学的に処理し、結晶構造を壊した(非結晶)もの。
◎ユーグレナ
http://www.euglena.jp/