徳島県は、8月31日付で、徳島市の「合資会社みどり」が運営する訪問介護事業所「ホームヘルパーステーションみどり」指定を取り消す行政処分を行うと発表した。
県によると、小松島市の70代の男性(既に死亡)について、通院時に付き添った外出介助を約60回行ったとする居宅サービス費に不正請求があったことが発覚し、それ以外にも実態と合わない請求をしていたことがわかり、2006年5月〜2009年3月の男性に関する請求全てを無効として594万円の返還を求めた。また、これとは別に5人分の訪問介護計画を作成していないこともわかった。
過去の同県の指定取り消し事例は2003年度と2004年度に介護療養型医療施設各1件ずつ、2005年度は訪問介護事業所1件だったが、今年度になってからは、訪問看護事業所1件、訪問介護事業所3件など、既に11件起きている。
【事業者・事業所概要】
法人名:合資会社みどり
事業所の名称:訪問介護事業所「ホームヘルパーステーションみどり」
事業所の所在地:徳島市沖浜2-48-106
事業指定日:2003年10月1日
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