エーザイは、9月19日、アルツハイマー型認知症の治療薬「アリセプト」(一般名:ドネペジル)の適応に、レビー小体型認知症を追加することの承認を受けたことを発表した。
レビー小体型認知症に対する効能・効果が認められた、世界で初めての薬剤となる。
日本では、レビー小体型認知症は、アルツハイマー型認知症、血管性認知症とならぶ3大認知症に位置づけられる。
レビー小体型認知症は、進行性の認知機能障害に加えて、認知機能の変動や幻視、パーキンソニズム(体のこわばりなど)などの特有の症状を示すため、認知症と気づかれにくい。
有病率は認知症高齢者の4.3%~41.4%と、報告によってかなり幅があるが、患者数は増加傾向にあり、医療現場では新たな治療法へのニーズが高まっていた。