国立社会保障・人口問題研究所は、8月8日、第5回全国家庭動向調査の結果を発表した。
本調査は、家庭動向を全国規模で把握することを目的に、平成5年から5年ごとに既婚女性を対象に実施している。
今回の調査では、「親の介護は家族が担うべきだ」と考える既婚女性は前回と比べて6.6ポイント低下し、56.7%と過去最低を更新したことがわかった。
また、「年を取った親は子ども夫婦と一緒に暮らすべきだ」と考える既婚女性も44.6%と、調査開始以降初めて半数を下回った。
昨今の介護サービスの充実が、既婚女性の意識に影響を及ぼしている可能性がある。
◎国立社会保障・人口問題研究所
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