徳島県は、8月1日、「認知症高齢者見守りセンター」を県保健福祉部長寿福祉局長寿保険課内に開設した。
認知症やその疑いがある人が行方不明となる事例は毎年増加し、2013年は全国で1万人を突破。徳島県では91人が行方不明の届出を提出した。同県は、今年5月、県のHPに「高齢者見守りポータルサイト」を開設し、見守り体制や、行方不明・身元不明高齢者の人数などの情報提供を開始。同時に、かねてより行っていた見守り活動を行う企業や団体との締結を増やすなど、官民一体での活動の充実を目指している。
「認知症高齢者見守りセンター」は認知症による徘徊の未然防止と早期発見の取り組みをより一層強化することを目的に開設した。県全域での認知症サポーターの養成を図るほか、市町村から提供された行方不明者の情報を速やかに県内全市町村に(必要に応じて他の都道府県に対しても)提供する機能を持ち、夜間・休日は衛視室を通じて連絡体制を確保することで24時時間・365日対応する。
徳島県高齢者見守りポータルサイト
◎徳島県
http://www.pref.tokushima.jp/