帝人ファーマ株式会社は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などで在宅酸素療法を行っている患者向けに、省エネ・高機能タイプの在宅医療用酸素濃縮装置の新機種「ハイサンソ 7R」を、7月8日より全国の医療機関に向けて順次レンタルを開始した。
今回レンタルが開始された新機種は、多くの患者のニーズに応えた、「安全」「安心」「省エネ」「使いやすさ」をコンセプトとしており、7リットルタイプ(1分間に最大7リットルの酸素を供給できる)では業界最小の消費電力の酸素濃縮装置。機器の運転状況や異常発生を24時間・365日、自動的にモニタリングするシステムに対応している。
同社は現在、国内の在宅医療用酸素濃縮装置市場で約60%のシェアを占めており、今回の新機種投入により従来の2〜5リットルタイプの各機種と併せ、酸素濃縮装置のラインナップを一新している。
■健康保険適用(患者負担)
1割負担の場合:7,680円/月
2割負担の場合:15,360円/月
3割負担の場合:23,040円/月
(いずれも携帯ボンベ・デマンドバルブを併用した場合)
【製品概要】
■製品名:「ハイサンソ 7R」(認証番号222AHBZX00009000)
■販売業者及び製造業者:帝人ファーマ株式会社
■仕様と性能:
・供給酸素濃度:90% -3/+6(全流量設定値において)
・流量設定:10段階に設定可能
(1.00、1.50、2.00、2.50、3.00、3.50、4.00、5.00、6.00、7.00L/分)
・消費電力:297W(流量設定が7L/分の場合)
・運転音:34dB(A)以下 *無響室において
・警報機能:濃度、流量、圧力、停電、流量不設定、加湿器
・寸法(mm):395(幅)×396(奥行)×719(高さ)
・重量:39kg
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