介護業界で働く人を支援するUAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)は、8月5日、田村厚生労働大臣あてに介護報酬改定についての要請書を提出した。
「介護報酬の改定に係る要請書―介護従事者の処遇改善に向けて―」と題した要請書は、組合員からの声を書き添えた上で、
●介護従事者の仕事が適切に評価される介護報酬の引き上げ
●介護職員処遇改善加算の基本サービス費への組み入れ
●身体介護と生活援助の一元化
●要介護(支援)度が改善した結果の報酬上での評価
●キャリア段位取得者を雇用している事業所の評価
●医療行為サービスの評価
以上の6項目を求めた。
要請書を受け取った三浦老健局長は、介護職員がモチベーションを高く持って働けることが「最終的には介護の質に直結すると考えている」と述べ、介護職員処遇改善加算の取り扱いについては、「処遇改善のメッセージをはっきりさせるためには、基本報酬に入れてしまうとメッセージがぼやけてしまうのではないか」と懸念を示しながらも、今後の審議会での議論となることを示唆した。
NCCUでは、8月より2015年介護報酬単価の改定に向けた「緊急署名活動」を展開中。20万人を目標に10月7日まで署名を受け付けている。
【NCCU組合員以外の署名方法】
要請内容を記載した「2015年介護報酬改定 署名活動用紙」に署名し、10月7日(当日消印有効)までに日本介護クラフトユニオンへ郵送する。
■郵送先
〒105-0014
東京都港区芝2-20-12友愛会館13F
日本介護クラフトユニオン署名係 宛
◎UAゼンセン日本介護クラフトユニオン
http://www.nccu.gr.jp/