塩野義製薬株式会社は、2014年6月に高血圧患者、糖尿病患者を対象に、治療実態、治療状況や生活満足度など把握することを目的とした調査を実施し、7月2日その結果を発表した。
以下、その概要をお伝えする。
■疾患認識:心配事は脳卒中や心筋梗塞など重篤化への恐怖
生活習慣病の治療について、「前向きに治療を実践」しているのは高血圧患者で66.3%、糖尿病患者では74.6%だった。
糖尿病患者の心配事は、疾患の重篤化や合併症だけでなく、食事、体重、家族への負担など多岐にわたることがうかがえ、高血圧患者の心配事として、日本人の死因の上位を占める脳卒中(70.3%)や心筋梗塞(67.6%)が上がっている。
■治療への取り組み:約7割が「治療は気楽に」、食事や運動に気をつけているのは3割程度
自分のかかえている生活習慣病について、「深刻だと感じている」人が高血圧患者は18.3%、糖尿病患者は35.3%だった。高血圧患者のうち塩分を摂りすぎないようにしている人は半数に及ぶものの(49.5%)、食事の量を制限(28.3%)したり、定期的な運動(28.5%)について気をつけている人は3323割程度にとどもあった。また、約7割(65.3%)の人が「治療は気楽にやればよい」と考えていることがわかった。
■診療の実態:医師の説明に6割が納得、治療目標の認知は2割程度
自信の治療目標値を「正確に知っている」と答えたのは、糖尿病患者で47.8%、高血圧患者は22.3%だった。あmた、病気や治療法の選択について医師の説明に納得している患者は、糖尿病患者では72.5%、高血圧患者では64.0%だった。
◎塩野義製薬
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