国立精神・神経医療研究センター病院の睡眠障害専門外来では、日本睡眠学会睡眠医療認定医師による診断・治療、日本睡眠学会睡眠医療認定検査技師による検査を行っている。
高齢者のなかには睡眠障害に悩まされている人は多いが、不眠などの睡眠問題に加えて、食欲低下、意欲低下、強い不安などの症状がある場合には、うつ病が隠れている可能性が高い。
同外来では、チェックリストを示し、以下のような症状がある場合は睡眠障害が強く疑われるため、同外来の受診をすすめている。
1.一ヶ月以上にわたり不眠症状が続いている(寝つきが悪い、夜中に目覚めて苦しい、朝早く目覚めて二度寝ができない、熟眠感がない)
2.眠り出すと息が止まる
3.夜になると、足や手を動かさずにいられない非常に不快な感覚があり、寝付けない(ムズムズ、突っ張る、痛いなど)
4.眠っているのに手足や頭が動き続ける
5.眠っていて突然大声を上げたり、歩き回ったりする
6.夜中に突然足がつる(こむら返り)、パニック発作が起こる
7.夜、十分に睡眠をとっているはずなのに、昼間に居眠りを繰り返す
8.睡眠時間がとても遅くて直せない、昼夜逆転になっている、不規則で毎日ばらばらである
■診察の予約方法:睡眠障害専門外来は完全予約制
【初診】FAX予約
FAX:042-346-1681
【再診】電話予約
TEL:042-346-2190 平日13:00~16:00
■持参するもの:問診票と睡眠日誌を以下よりダウンロードし、予約日まで記入して当日持参のこと。かかりつけの医療機関がある場合は紹介状も持参する。
問診票(http://www.ncnp.go.jp/pdf/hos_guide_s_outpatient_detail07_01.pdf)
睡眠日誌(http://www.ncnp.go.jp/pdf/hos_guide_s_outpatient_detail07_02.pdf)
■予約にあたって:睡眠障害専門外来は火曜・水曜・木曜のみ。治療により症状が安定した場合は、治療を引き続き行える近隣の医療機関を紹介している。
◎国立精神・神経医療研究センター病院 睡眠障害専門外来
http://www.ncnp.go.jp/hospital/guide_s_outpatient/detail07.html