<シニア層の食生活調査>札幌の高齢者の「孤食」進む

札幌市消費者協会は3月6日、「シニア層の食生活に関する意識調査」結果を公表した。
内閣府の平成24年版高齢社会白書では、24年度現在の高齢化率が24.1%に対して、北海道は現在26%で、2040年には40.7%になると予想され、その伸び率予想は全国一となっている。

健康で豊かな生活を送るために食生活は重要な要素。食事はエネルギー源や栄養を補給するためだけではなく、香り・味わい等の食の快感、おいしさという楽しみを与えてくれ、特に高齢者にとっては生活の重要な彩りともいえる。しかし、高齢者が豊かな食生活を送ることは、健康で長生きするという面はもちろん、満足感や生きる張り合いなど生活の質を維持・向上するために必要不可欠といえる。

今回、同協会が行った調査では、「様々な社会参加をしている健常シニア層」を対象に、現在の食生活において重視している事や満足度、あるいは市販食材や中食(家に持ち帰り、自宅で食べる加工済み食品)などの利用状況、また、体力的に調理が難しくなったり、買物に出にくくなる場合などを想定し、中食や宅配サービスなどについての利用をどう考えているか、などを把握するための質問を中心に実施した。
調査は昨年9~11月にかけて、札幌市の高齢者を中心に男性128人、女性395人の計523人から回答を得た。

調査の結果、高食事をほとんど1人で取る人は約2割いることがわかった。特に80歳台以上では、約3割が1人で食事を摂っており、家族がいても1人で食べる「孤食」が進んでいる実態が明らかとなった。

同居家族がいても、高齢になると起床や就寝の時間を始め、家族とは生活時間帯が合わないことも多く、さらに食事も、やわらかいものや野菜中心など、食べやすいものを別に用意されるケースもあり、一緒に食卓を囲むことなく、孤独に食事を摂る様子がうかがえる。もちろん、配偶者が亡くなり、孤食となるケースも多い。

また、総菜などを買って家で食べる「中食」を「あまり利用したくない」「利用したくない」と回答した高齢者が4割にも達した。味付けが好みでない、好みのメニューがない、量が多く食べきれない、などの理由が考えられる。
また、配食を利用している人は23%だった。

◎一般社団法人 札幌消費者協会
http://www.sapporo-shohisha.or.jp/index.htm

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