富士通は7月5日、介護事業者支援システム「HOPE/WINCARE-ES(ホープ/ウィンケア イーエス)」を開発し、7月23日より販売を開始すると発表した。
同システムは介護事業者の業務効率化を目的とし、介護情報や介護記録の一元管理を行うことで、速く、正確な介護保険請求処理ができるという。また、病院と介護事業所との連携についても、病院向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-NX」と組み合わせることで対応が可能とした。
特徴の一つとして、利用者ごとの介護記録を一覧で把握することができる「統合ビューア」機能がある。これは、1人の利用者が複数の介護サービスを利用していた場合、介護サービス単位でしか閲覧できなかったものを利用者単位で統合し、参照することができるもの。
利用者の状況把握はもちろんのこと、介護スタッフの所見も共有できるため、介護サービスの質の向上を支援する。
同製品は、「国際モダンホスピタルショウ2010」や「第37回国際福祉機器展H.C.R.2010」にも出展する予定。価格は180万円より。